宮城県LPガス料金負担軽減支援事業

宮城県内でLPガスをご利用されている方(一部例外を除く)は、宮城県が実施する本事業により支援を受けられます。

本事業は、LPガス販売業者を通じて契約者の利用料金を値引きしますので、LPガス利用者御本人からの申請等の手続きは不要です。


1. 助成対象者

第一弾 (令和5年9月から令和5年11月)

(1) 宮城県内でLPガスを消費する液化石油ガス法第2条第2項に規定される一般消費者等に該当する利用者(令和5年8月31日時点で契約がある方)
(2) 宮城県内で旧簡易ガス事業(住宅団地等にLPガスをまとめて供給する方式の事業)により供給を受けている利用者(令和5年8月31日時点で契約がある方)

 

第二弾 (令和6年2月から令和6年4月)

(1) 宮城県内でLPガスを消費する液化石油ガス法第2条第2項に規定される一般消費者等に該当する利用者(令和5年12月31日時点で契約がある方)
(2) 宮城県内で旧簡易ガス事業(住宅団地等にLPガスをまとめて供給する方式の事業)により供給を受けている利用者(令和5年12月31日時点で契約がある方)

 


2.値引き方法

第一弾

LPガス販売業者が、令和5年9月から令和5年11月までの間に、原則として1回、LPガス利用者に対する料金請求額(税抜き:基本料金と従量料金)から値引きを行います。

第二弾

LPガス販売業者が、令和6年2月から令和6年4月までの間に、LPガス利用者に対する料金請求額(税抜き)から値引きを行います。


3. 値引き額

第一弾

1契約(1メーター)につき最大2,400円(税抜き)の値引きを行います。
なお、値引きが行われる月の請求金額が少額であった等の理由により、1回の値引き額が2,400円に達しない場合は、値引きの実施対象期間中(令和5年9月から11月まで)であれば、その残額を翌月分に繰り越して、値引きを行います。
(注:実施対象期間を過ぎている場合等、状況によっては値引きの総額が2,400円に達しない場合もあります。)

第二弾

1契約(1メーター)につき最大2,400円(税抜き)の値引きを行います。
なお、値引きの実施期間及び金額については販売事業者によって異なります。
(注:実施対象期間を過ぎている場合等、状況によっては値引きの総額が2,400円に達しない場合もあります。)


4.参加事業者

第一弾

参加事業者一覧表(50音順)


5. 問い合せ先

ご契約されている販売業者にお問い合わせ願います。

 

▽LPガスとは? ▽LPガスの特徴 ▽LPガスQ&A


LPガスとは?

LPガス(LPG)とは、Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称で、プロパンとブタンを主成分とする炭素と水素の化合物です。LPガスは常温常圧下では気体ですが、冷却または加圧することで簡単に液体にできるため、容器に充填しどこにでも運ぶことができます。このため、都市部や郊外だけでなく、離島や山間部など地方における重要なエネルギー源として、幅広く利用されています。

LPガスの特徴

1:環境にやさしいクリーンエネルギー

LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。また、環境に悪影響を与える物質をほとんど発生させません。

2:優れた災害対応力

LPガスは1戸ごと個別に供給する「分散型エネルギー」です。災害により電気や都市ガスの供給がストップした場合でも、配管など供給設備の点検が短時間で済み、その場で修理することができるため迅速な復旧が可能です。また、LPガスは避難所や仮設住宅へ迅速に設置することができ、被災者の方の生活を支援することができます。


  1. 災害対応時の活動写真

  2. ご家庭のプロパンガスで電気が気軽に作れる防災向けLPガス発電機も登場

3:安全・安心

異常があると自動的にガスを遮断してくれる「マイコンメーター」や、すべての火口に安全センサーを搭載した「Siセンサーコンロ」など、最新の安全機能を備えたガス機器で安心してご利用いただけます。またLPガス業界としても定期的な点検・調査をはじめ様々な保安活動に取り組んでいます。

4:快適で省エネルギーなLPガス機器

給湯器内の排熱を再利用した省エネ・高効率のガス給湯器「エコジョーズ」や、お湯と同時に電気を作ることができる家庭用燃料電池「エネファーム」、ガスエンジンで電気を生み出した際に出る排熱を利用して給湯を行う「エコウィル」など、省エネ性と経済性に優れたLPガス機器が続々登場。リビング、キッチン、バスルームなど、ご家庭内の様々な場所で便利で快適な生活を支えてくれます。

LPガスQ&A

LPガスの性質について

Q :LPガスと都市ガスってどう違うの?

A : 「LPガス(LPG)」はプロパンやブタンなどを主成分とするガス燃料で、液化しやすいためボンベに充填して運搬がしやすく、広く家庭用の熱源として利用されています。一方「都市ガス(LNG)」は、メタンを主成分とする天然ガスで、プロパンやブタンと違って液化しにくいので、地中に張りめぐらせたガス管を使って気体のまま家庭に供給されます。

他にもLPガスには次のような特徴があります。
1.空気よりも重い
LPガスは空気よりも重く、もれると低いところや物かげにたまる性質があります。もしガスがもれたら、下の方の風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。
2.ニオイをつけてある
LPガスそのものは無色無臭ですが、もれたときに分かるようにガス特有のニオイをつけてあります。
3.燃焼には新鮮かつたくさんの空気が必要
LPガスが燃焼するためには新鮮かつたくさんの空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。

LPガスの料金について

Q :LPガスの料金は販売店によって違うの?

A : 自由料金ですので販売店により違います。LPガス料金はガソリンや灯油などと同様に自由料金です。したがって料金は販売店によって違います。料金が異なる理由として、保安対策や設備やサービスの差異などもありますので、販売店から十分な説明を受け、比較してください。


Q :LPガスの料金を調べる方法は?

A : 販売店にお尋ね頂くか石油情報センターのホームページで調べることができます。
液化石油ガス法(液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律)では、新たにLPガス取引を始める際に、販売店は料金のしくみ等を記載した書面を消費者に交付し説明することすることになっています。また、全国や地域ごとのLPガス価格について定期的に調査したものが、石油情報センターのホームページで公表されています。
http://oil-info.ieej.or.jp/price/price.html


Q : 他の販売店から「現在のLPガス料金より安くなります」と営業されました。検討しても問題ないでしょうか?

A : 安値を謳った勧誘セールでのトラブルも報告されているので注意が必要です。大切なことは、保安をはじめ、今までと同等以上のサービスが保証されるのか?ということです。
もし検討される際には、次のような点を確認することをお勧めします。
1. 契約時の料金がいつまで保証されるのか
2. 実際にガスの納入や保安の点検はだれが行うのか
3. 解約時に不利になるような項目はないか
4. 緊急時の対応はどこになるのか
また現在ご契約中の販売店やご家族にも相談するなど、慎重に検討されることをお勧めします。

プロパンガスボンベの処分について

Q :プロパンガスボンベ( カセットコンロ用・キャンプ用を除く)を処分したいのですが、どうすればいいですか?

A : まずは容器に記載の所有者に連絡をしてください。記載がない場合はお取引中のLPガス販売店に連絡をして処分を依頼してください。現在LPガス販売店とお取引がない場合やお取引中のLPガス販売店で処分対応ができない場合は次の機関までご相談ください。

一般社団法人宮城県LPガス協会 お客様相談所
Tel.022-225-0929(受付時間/祝日を除く月~金9:00~17:30)

※容器の不法投棄等をするなど不適切な処分は処罰の対象となる場合がございますのでご協力をお願いいたします。


Q : カセットコンロ用・キャンプ用のボンベを処分したいのですが、どうすればいいですか?

A : カセットコンロ用・キャンプ用のボンベは、必ずガスを使い切ってから、お住まいの自治体の指定する方法でゴミ出しの処理をして下さい。ガスを使い切らないで処分する際には、メーカーが特定できる場合は直接メーカーにご相談下さい。また次の団体にも相談することができます。

一般社団法人日本ガス石油機器工業会カセットボンベお客様センター
Tel.0120-14-9996(受付時間/月~金10:00~17:00)

災害時の対応について

Q : 地震が発生したときはどうすればいいの?

A : まずは揺れがおさまるまで身の安全を確保してください。ガスを使用中に震度5相当の強い地震が起きた場合には、ガスメーターの安全装置が作動して自動的にガスを遮断してくれます。次に揺れがおさまったら、慌てず落ち着いて火の始末を。地震で一番怖いのは火災による二次災害です。避難する際は、器具栓、ガスの元栓、メーターガス栓および容器バルブ(時計回りに閉める)を全て閉め、電気のブレーカーを落として避難してください。


Q : 地震で止まったガス使用を再開するときはどうしたらいいの?

A : 震度5相当以上の地震などの非常時には、マイコンメーターの安全装置が作動して自動でガスを止めます(表示ランプが赤く点滅します)。地震がおさまってガスの使用を再開する際には、マイコンメーターの表示を確認し、ガス臭くないか充分確認してから、次の手順でガスメーターを復帰してください。
(注)ガス臭いときは復帰操作をせず、LPガス販売店に連絡してください。

【マイコンメーターの機能と復帰方法】 動画でもご覧いただけます

出典:LPガス安全委員会



その他、LPガスに関する疑問は

一般社団法人 全国LPガス協会のウェブサイトをご覧ください。
http://www.japanlpg.or.jp/customer/index.html